【認知症介護指導者とは】
■認知症介護研究・研修センターでは、平成13年度より全国の老人福祉施設や在宅サービスの現場等にその成果を普及させることを目的として、認知症介護の専門職員の養成を行っています。
認知症介護指導者は、認知症介護研究・研修センターが実施する認知症介護指導者養成研修を受講後、全国で活躍しています。主な役割として認知症介護実践研修等について企画・立案に参画し、講義、演習、実習を担当しています。平成30年度末現在、全国で2,000名を超える認知症介護指導者が人材育成や地域の認知症ケアの質の向上のために活躍しています。
■認知症介護指導者は基礎研修や実践研修以外の場においても、「地域住民や専門職を対象とした研修会の講師」「行政の委員会や会議等への参加」「当事者や地域住民向けの相談・啓発活動」など、認知症の人にやさしい地域づくりのために様々な活動に取り組んでいます。
■認知症介護指導者が所属する事業所には、その配置を要件の一部とした「認知症専門ケア加算」が算定されます。
【認知症介護指導者の人物像】
●認知症介護実践者等養成事業の目的に応じ、効果的に授業(講義・演習)を計画し、実践・評価できる。
●地域全体の認知症ケアの質向上のために、適切にアドバイスできる。
●行政(国、都道府県、市区町村)の認知症施策を理解し、認知症介護指導者として認知症施策に関与できる
●地域において認知症ケアの課題解決のために研究的な活動を展開し、成果を発信できる
認知症介護情報ネットワーク(http://www.dcnet.gr.jp/)より抜粋